夕顔

干したら、かんぴょう

夕顔の栽培は4月下旬から5月頃に種まきや苗の植え付けを行い、7月から9月に収穫するのが一般的なスケジュールです。食用としてスーパーなどに並ぶ丸ごとの夕顔は淡白な味わいでウリの青臭さもさほどなく、汁物や煮物、炒め物などで美味しくいただけます。

ただし、観賞用のヒョウタンと同じ仲間であるため、ごく稀に強い苦味成分(ククルビタシン類)を多く含んだ実が育つことがあります。特に、スイカの接ぎ木苗の台木用として流通している品種が成長した場合、非常に強い苦味を持つことがあり、過去には食して中毒を起こした事例も報告されています。そのため、調理前にカットした部分を生で味見し、強い苦味を感じた場合は、決して食べずに廃棄してください。

なお、保存食としておなじみのかんぴょうは、7月から8月に収穫した大きな夕顔の果実の皮を剥き、専用の道具でひも状にくるくると削って、天日干しで2日間ほど乾燥させて作られます。

同じウリ科の冬瓜と性質や食感が似ているため、調理の際は冬瓜のレシピをそのまま活用できます。冬瓜に比べるとやや知名度が低いものの、その分市場価格はお手頃なことが多いのも魅力です。実際に食べてみると、冬瓜よりもやや食物繊維が豊富で、また種は柔らかいので種取せずそのまま大変美味しくいただけました。


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